写真家・小澤太一氏によるバングラデシュの子どもを写した国境なき子どもたち(KnK)写真展「JIBON」が開催されます。

2026.08.22 国境なき子どもたち

こんにちは。国境なき子どもたち(KnK)です。
東京レガシーハーフマラソン2026まで約2か月となりました。
皆さまご調整はいかがでしょうか。

国境なき子どもたち(KnK)は、海外で困難な状況にある子どもたちの現状を日本にいる人々、特に若い世代に伝えることを目的に、2004年から写真展を開催しています。

この度、写真家・小澤太一氏が約1ヵ月のあいだ、バングラデシュの港で生活する子どもたちと時間をともにしながら彼らを撮影した写真を東京都新宿区のギャラリーで展示します。
会期中、9月19日(土)は司会に渡辺真理(KnK理事/アナウンサー)を迎え、小澤氏とのギャラリートークを行います(定員に達したため募集は締め切りました)。また、21日(月・祝)は小澤氏によるソロトークを開催します。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
詳細はこちらをご覧ください

【写真展/トークイベント】国境なき子どもたち(KnK)写真展「JIBON」 | 国境なき子どもたち


小澤太一氏より

~写真展に寄せて~

世界一人口密度が高いバングラデシュの首都・ダッカを流れるブリガンガ川沿いに、巨大なフェリーの船着場・ショドルガット港がある。多くの旅人や物売りでごったがえす港には、たくさんの「ストリートチルドレン」と呼ばれる子どもたちもバングラデシュ全土から集まってきている。「そんな彼らにまずは会いに行く」。そこから先の予定は考えないまま、ぼくは港へ向かった。
子どもたちと最初に会ったのはKnKが運営する「ほほえみドロップインセンター」の中だ。子どもたちは好きなときに集まり、それぞれの時間を過ごしており、その姿は、まるで普通の子どもと変わらない。
それでも多くの子どもたちは、ランチを食べ終わった14時過ぎには姿が見えなくなる。対岸のショドルガット港へ仕事に行くのだ。彼らの多くは、使用済みペットボトルを拾い集め、水道水を詰めて売ることで生計を立てている。大人の物売りに負けないよう大きな声を出しながら、フェリーの中を何時間も、重たい水を持って売り歩く。
そんな様子を見て、子どもたちのリアルな日常をもっと深く見てみたいと思った。そこでまずは多くの時間、子どもたちにそっと寄り添うことにつとめた。港で一緒の時間を過ごし、ときにはぼくも毛布にくるまって朝まで寝たりした。子どもたちが日々何を見て、どんな環境の中で生活しているのかを近くで見続けた。
撮影者の意図をなるべく入れないように、子どもが見せるリアルな表情や仕草を追い続けた一ヶ月だった。ベンガル語の『JIBON』には、「暮らし」「人生」「命」という意味がある。子どもたちがぼくに見せてくれたものは、まさしくその『JIBON』ではないか。そんな気がした。
子どもたちは大人以上にたくましく港で生きている。それはとても頼もしい姿だった。きっと彼らは力強く生きていけるだろう。それでも、時折ふと見せる子どもならではのあどけない表情もぼくには忘れられない。子どもが子どもでいられる時間はそんなに長くないのだから。
子どもたちの『JIBON』が、より輝くことを願って…。

写真家 小澤 太一(こざわ たいち)プロフィール
1975年名古屋生まれ。東京都在住。日本大学芸術学部写真学科卒業後、アシスタントを経て独立。人物撮影をメインに、写真雑誌での執筆や撮影会の講師・講演など、活動の範囲は多岐にわたる。ライフワークは「世界中の子どもたちの撮影」で写真展も多数開催。主な写真集に『ナウル日和』『SAHARA』『赤道白書』『HEROES』『回』など。身長156cm 体重39kgの小さな写真家である。キヤノンEOS学園東京校講師。日本写真家協会会員。
写真家・小澤太一の『logbook』 ameblo.jp/kozawataichi/
www.kozawataichi.com


~国境を越えてすべての子どもに教育と友情を~
国境なき子どもたち(KnK)は、1997年に日本で設立された国際協力NGOです。これまで15ヵ国(地域)において23万人以上の子どもたちに教育機会を提供し、自立を支援してきました。2026年現在は、6の国と地域で教育支援を継続しています。
「共に成長するために」という理念を継承しつつ、世界の子どもたちに教育と友情を届けられるよう、さらに力を尽くして参ります。
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国境なき子どもたちは、東京マラソン財団チャリティ RUN with HEARTの寄付先団体です。