1型糖尿病とマラソン――ランナーたちが教えてくれる挑戦の意味

2026.08.04 日本IDDMネットワーク

1型糖尿病の根治を目指し活動する特定非営利活動法人日本IDDMネットワークです。

当団体のチャリティランナーには、1型糖尿病とともに生きる患者、家族も多く参加されています。

1型糖尿病とともに生活する人にとって、「走る」ということは決して当たり前ではありません。

血糖値は運動だけでなく、緊張や気温、食事、睡眠など様々な要因で変化することがあります。

そんな中で、自分自身の身体と向き合いながらスポーツを楽しみ続けている人たちがいます。

今回は、「1型糖尿病とマラソン」をテーマに、競技中に意識したいポイントをご紹介するとともに、挑戦に臨む当事者の取り組みをご紹介します。



1型糖尿病とマラソン

1型糖尿病ランナーがマラソンに挑戦することは、自分自身の身体と向き合い続けるという意味でもあります。

日々欠かせない血糖管理ですが、運動によって血糖値が下がることもあれば、緊張や興奮で逆に上昇することもあり、マラソンという長時間の競技では注意深く血糖マネジメントをする必要があります。

さらに、

- 食事
- ストレス
- 睡眠
- 疲労

など様々な要素が重なり、血糖値が常に変動するため、身体の状態を見ながらインスリンで血糖値を下げたり、糖質を取り入れて血糖値を上げたりする必要があります。



1型糖尿病ランナーが気をつけていること

1型糖尿病とともにマラソンを楽しむランナーの多くは、次のような点を意識しています。

- 緊張、疲労などにおける自分の血糖変動を理解しておく
- 食事内容と血糖値の変化の仕方を把握し、備える
- 補食を携帯する
- 水分補給も血糖値に応じて選択する

緊張で血糖値が上昇する人もいるため、「高いから」とインスリンを追加すると、その後の運動によって低血糖になることもあります。

だからこそ、自分の状態と血糖値の状況、そして普段から何を食べると血糖値が何時間後にどう変化するかを知っておくことが大切になります。

また、補食を携帯できるリストバンドなどを活用し、必要なタイミングで糖質を補給する工夫も多くのランナーが行っています。


1型糖尿病とともに、新たな挑戦へ

日本IDDMネットワークは、1型糖尿病の根治を目指す団体として、研究を支えるとともに
1型糖尿病の患者や家族が夢や挑戦をあきらめることなく、自分らしく歩み続けられる社会を目指しています。

東京マラソン2027チャリティでも、当団体のチャリティランナーとして1型糖尿病と共に生きる人たちが多く参加し、それぞれの目標に向かって挑戦を続けています。

そうした一人ひとりの姿を応援したいという思いから、新たな挑戦についてもご紹介したいと思います。

この秋開催の「24時間リレーマラソン神戸大会」へ、1型糖尿病ランナーが出場します。

24時間という長時間にわたる運動は、体力はもちろん、血糖管理の面でも大きな挑戦です。

共に応援することで、スポーツを楽しみたいと思っている1型糖尿病の患者や家族にとって、

「自分も挑戦できる」「挑戦してみたい」

と思えるきっかけが増えることを願っています。

この新しい挑戦にぜひみなさまの温かい応援をお願いいたします。

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24時間リレーマラソン神戸大会

日 程:2026年9月21~22日
コース:神戸総合運動公園補助競技場から神戸市営地下鉄総合運動公園駅前広場を折り返し(予定)

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1型糖尿病とマラソンをテーマに、ランナーたちの挑戦をご紹介しました。

これから迎える東京マラソン2027チャリティを通じて、一人でも多くの方に、1型糖尿病とともに走るランナーがいることを知っていただけたら嬉しく思います。

そして、その一人ひとりの挑戦に込められた想いにも目を向けていただくことで、1型糖尿病への理解や応援の輪がさらに広がっていくことを願っています。



[認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク]は、東京マラソン財団チャリティ RUN with HEARTの寄付先団体です。

公式ホームページ:https://japan-iddm.net/