【フローレンスの取り組み紹介】「助けて」が言えない孤立をつなぐ。SNSを活用した24時間365日の相談支援
2026.06.01 フローレンス

(このストーリーは、実際にフローレンスが対応したケースを元にしています)

母子で逃げるように家を出た日から、
伊藤さん(仮名)の「誰にも頼れない生活」が始まりました。
父親の怒号や暴力が日常にある家庭で育った伊藤さん。
「温かい家庭を築きたい」——そんな想いで結婚したものの、待っていたのは夫からの暴力でした。
小学校に入ったばかりの娘を連れ、縁のない土地で始まった新生活。
夫が追ってくるかもしれない恐怖。
頼れる人のいない孤独。
それでも伊藤さんは、誰かに助けを求めることができなかったといいます。
「自分が我慢すればいい。親なんだから、ひとりで頑張らなきゃいけない。当時はそう思い込んでいました。」
仕事と子育てを一人で抱え込みながら、緊張感の続く毎日。
やがて、その負担は少しずつ伊藤さんの心と体を蝕み、鬱病を発症しました。
お米の箱が運んできた「つながり」
そんな伊藤さんのもとに届いたのが、フローレンスからの支援でした。
きっかけは、LINEで偶然見かけた「お米を無料で届けます」という案内。
申し込みフォームには、「気軽にLINE相談」という文字も添えられていました。
数日後、自宅に届いた段ボールには、
お米や日持ちする食品、歯ブラシなどの日用品、
そして、お菓子まで詰まっていました。
箱を開けて喜ぶ娘の姿を見ながら、伊藤さんは初めて、
「誰かに頼ってもいいのかもしれない」
そう感じたそうです。
ひとりでは届かなかった支援につながるために
その後、伊藤さんはLINEで相談を重ねる中で、
少しずつ気持ちを打ち明けられるようになっていきました。
相談員からは、利用できる行政サービスについての案内もありました。
けれど、それでも役所へ行くことには強い抵抗があったといいます。
「虐待やDVの経験を知られたくなかったんです。生活が苦しいことも、“ダメな親”だと思われそうで怖かった。夫の暴力については、思い出そうとするだけで言葉が出なくなってしまって。」
その気持ちを受け止めた相談員は、
伊藤さんに代わって行政窓口へ事前に状況を共有。
安心して支援につながれるよう、橋渡しを行いました。
「おかげで、窓口でも落ち着いて話を聞くことができました。“まずは体調を整えて、生活を立て直すところから一緒に始めましょう”と言ってもらえて、本当に救われたんです。」
「あのとき、LINE登録をして本当に良かったと思っています。」

「頼っていい」と思える社会をつくる
支援が必要な状況にあっても、
「助けて」と声を上げること自体が難しい——。
そうした家庭は、決して少なくありません。
フローレンスでは、公認心理師、臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士などの資格を持つ専門相談員が、対面やオンラインを組み合わせながら、都内および全国の家庭への支援を行っています。
「ここなら頼ってもいい」
そう思える場所があることが、
孤立の中にいる親子の支えになることがあります。
お米の入った段ボールも、LINEでのやり取りも、
その最初の“つながり”になるかもしれません。
フローレンスの活動は、単なる支援ではなく、
「あなたはひとりじゃない」というメッセージを届ける取り組みでもあります。
そして、その支えを一軒でも多くの家庭へ届けているのが、皆さんからの寄付です。
誰にでも、支援が必要なときがあるから。
必要なときに、安心して頼れる社会を。
東京マラソン2027チャリティを通じたご支援が、その力になります。
認定NPO法人フローレンスは、東京マラソン財団チャリティ RUN with HEARTの寄付先団体です。
皆さんから支援いただく寄付金は、多くの親子に笑顔を届けていくために大切に使わせていただきます。フローレンスのチャリティランナーをぜひご検討ください!その他の詳細は大会要項発表(6月下旬予定)をお待ちください。
募集開始時には改めてフローレンスNewsや公式SNSにてお知らせします。ぜひSNSをフォローしてお待ちください!
https://florence.or.jp/lp/monthly/
e-mail:kifu@florence.or.jp
Website:https://florence.or.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/npo.florence
Instagram:https://www.instagram.com/npoflorence/
X :https://x.com/sprflorence
YouTube:https://www.youtube.com/@npo-florence
