【ピースワンコ活動報告】ボロボロの野犬の親子を救う

2026.01.30 ピースウィンズ・ジャパン

こんにちは!
東京マラソン2026チャリティ寄付先団体の認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンです。
東京マラソン2026チャリティを通じてあたたかいご支援を賜り、誠にありがとうございます。

私たちは日本の犬の殺処分ゼロを目標に、保護・譲渡活動を行う「ピースワンコ・ジャパン プロジェクト」を運営しています。

皆さまからのご支援のおかげで、2016年から現在まで、広島県のドリームボックス(殺処分機)は稼働を停止し続けています。
けれど、いまもなお動物愛護センターに運ばれてくる犬たちは絶えることがなく、私たちは県からの要請を受けて定期的に施設に通って殺処分予定の犬たちを引き出しています。


――緊急保護した瀕死の2頭

ある日、動物愛護センターから引き取る予定のワンコたちの個体確認がようやく終わったとき、職員さんから「瀕死の野犬を2頭保護した」と声がかかりました。職員さんが保護に向かったとき、息絶えているのではないかと思ったほど、かなり状態が悪かったそうです。保護された2頭は、親子のようでした。

子犬はガリガリに痩せて衰弱しており、皮膚の状態も悪く、ヘルニアを患っていました。父犬の足にはくくり罠にかかった痕(あと)がありました。かろうじて罠から抜け出せたのでしょうか、大怪我をしていなかったのが不幸中の幸いでした。
保護された時、2頭ともぐったりしていたそうですが、1頭ずつケージに入れられて不安なのか、ケージの中で身体を起こして立ち上がっていました。
神石高原シェルターに連れて帰るために2頭一緒のケージに入れると、子犬は父犬に近寄って、ぴったりと身を寄せました。


親子の見た目は全く違い、子犬は元飼い犬のような、テリア系の外見をしています。捨てられた血統書付きの元飼い犬と、野犬が交配し続けたせいかもしれません。もともと飼われていた命が捨てられ、自然界で子を持ち、そしてその子が再び保護される――。そんな悲しい連鎖を断ち切らなければなりません。

広島では今も遺棄や餌やりによる野犬問題が後を絶ちません。動物愛護センターでは、野犬だった保護犬たちの人馴れトレーニングや譲渡活動を頑張ってくださっています。一朝一夕に成果は出ませんが、継続が大切です。
保護した父犬は「ホク」、子犬は「チューリップ」という名前になりました。健康状態が良くなるまで、2頭は神石高原の検疫犬舎で暮らします。


スタッフは犬たちの命を救うため、愛情を込めて大切にお世話をしています。
ピースワンコはこれからも行政と連携しながら、一頭でも多くの命を救い、日本の「殺処分ゼロ」の実現を目指して歩み続けます。
ぜひこれからも私たちの活動を見守っていただけますと幸いです。