【ピースワンコ活動報告】2025年、皆さまのご支援で救えた命。そしてこれから救いたい命のために
2026.01.22 ピースウィンズ・ジャパン

こんにちは!
東京マラソン2026チャリティ寄付先団体の認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンです。
東京マラソン2026チャリティを通じてあたたかいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
私たちは日本の犬の殺処分ゼロを目標に、保護・譲渡活動を行う「ピースワンコ・ジャパン プロジェクト」を運営しています。2025年度も皆さまからのご支援のおかげで、広島県のドリームボックス(殺処分機)は稼働を停止し続けることができ、これまでに5,300頭以上の保護犬を、幸せな家族につなぐことができました。
年末の寒い冬を、保護されたワンコたちはあたたかな場所で向かえることができました。本当にありがとうございます。
今回は、2025年の活動の振り返りと2026年、これからのことについてお伝えさせていただきます。
――全国の「殺処分ゼロ」を目指して

行政からの引き出し要請はいまも続いていますが、広島県内の野犬や遺棄犬は少しずつ減り、確かな変化が生まれています。一方、全国では今も2,118頭の犬が殺処分されており、その過半数は四国・九州地方が占めています。
私たちは2024年から四国・九州での保護を開始し、2025年3月には、殺処分数ワースト1位の徳島県と「動物愛護・福祉の推進等に関する協定」を締結しました。徳島県内の行政施設から犬の引き出しを開始して以来、徳島県の殺処分機は稼働を止め続け2026年3月で1年になろうとしています。
広島県や徳島県といった、野犬が多い地域で「殺処分ゼロ」を実現してきたピースワンコの取り組みをモデルケースとして、今後も殺処分が多い地域へも活動を拡大し、全国の「殺処分ゼロ」実現を目指していきたいと考えています。
――犬を救うことは、人を救うこと

2024年12月から法務省矯正局と連携して尾道刑務支所と松江刑務所で開始した、全国初の「保護犬プログラム」も1年を迎えました。
怖がりな保護犬が人と接する機会を重ね、人馴れトレーニングをすることで譲渡につなげていくことを目指すと同時に、受刑者が保護犬のお世話を通して心身の健康や社会適応能力を向上させ、更生や再犯防止となることを目指した取り組みです。このプログラムに参加した元野犬「パクス」は、とても怖がりで最初はケージに隠れ出てこないほどでしたが、人との信頼関係を築けるようになり譲渡へとつながりました。
受刑者からは
「自分がちょっと人間に戻れた気がした」
「弱いものに優しくする当たり前のことを思い出した」
といった声が寄せられ、刑務官からも更生・再犯防止に効果的だとの評価をいただいています。
犬を救うことは、人を救うことーー。この取り組みの確かな手ごたえを胸に、今後もこの取り組みを継続・発展させていきます。
――保護はゴールではなく、始まり

年末、私たちが広島県・徳島県の動物愛護センターに行くと、人を怖がる野犬やくくり罠で傷ついた犬、老衰や病気で衰弱した高齢犬など、どの子も行き場がなく、猶予のないワンコたちが待っていました。
神石高原シェルターでは健康管理と医療ケアを行い、譲渡へ繋げるために一頭一頭の状態に合わせた人馴れトレーニングを重ねています。
『愛情をもって接すれば、どの子も必ず変わり、人と共生することができる』
2026年も、ピースワンコは命の選別をせず、最後の砦として殺処分寸前となったすべての犬を受け入れていく所存です。
今年も、私たちの活動を見守っていただけますと幸いです。
