坂口志文先生がノーベル賞受賞―ともに歩む1型糖尿病根治への道

2025.11.03 日本IDDMネットワーク

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1型糖尿病を「治らない」から「治る」へ -。その志を共にする“100人委員”(当法人が2011年に設立)のメンバーでもある坂口志文先生が、2025年の ノーベル生理学・医学賞に決定しました!




「1型糖尿病」は代表的な自己免疫疾患(免疫反応の暴走による疾患)です。
この過剰な免疫反応の暴走を抑える「制御性T細胞」を坂口志文教授が発見され、その異常が自己免疫疾患の直接的原因の一つである可能性を示されました。
この業績は1型糖尿病の発症メカニズムの解明、1型糖尿病の根治療法の確立(膵島を攻撃するリンパ球の制御、残存膵島の保護・再生、膵島移植の効率向上など)に大きな可能性を拓くものと期待されます。

実は坂口先生は、当団体が創設した 山田和彦賞の第2回受賞者でもあります。
この賞は、1型糖尿病で亡くなられた山田和彦様の遺志を受け、ご遺族の寄付により創設したもので、特に若い患者に1型糖尿病の「根治」が実現できることを託されています。
第1回受賞者は山中伸弥先生(受賞当時:京都大学ips細胞研究所長)でした。

私たち患者や家族にとっても、坂口先生のノーベル賞受賞は大きな喜びです。
日本IDDMネットワークは、研究支援や啓発活動を通じて、1型糖尿病の根治を目指す挑戦を今後も応援してまいります。

1型糖尿病の「治る未来」を共に応援していただけると嬉しいです。



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