広島のモデルを他県へ!徳島県と「動物愛護・福祉の推進等に関する協定」を締結
2025.10.16 ピースウィンズ・ジャパン
こんにちは!
東京マラソン2026チャリティ寄付先団体の認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンです。
東京マラソン2026チャリティを通じてあたたかいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
私たちは日本の犬の殺処分ゼロを目標に、保護・譲渡活動を行う「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」を運営してい ます。
皆さまからのご支援によって、かつて殺処分数ワースト1位だった広島県で殺処分機(ドリームボックス)の稼働を止め続けることが出来ています。歩みを止めずに殺処分対象のワンコたちを救い続けることができているのも、皆さまからの応援のおかげです。
―――広島から全国へ。「殺処分ゼロ」への新たな一歩を開始
広島県のドリームボックスの稼働は止まっていますが、全国に目を向けると今もなお、多くの命が殺処分されています。
環境省のデータによると、令和5年度の全国の犬の引き取り数は19,352頭でした。そのうち譲渡・返還された数は17,338頭、殺処分数は2,118頭となっています。特に、温暖な四国・九州エリアでの殺処分数が多く、都道府県別でみると犬の殺処分数ワースト1位は徳島県です。
徳島県は、かつての広島県と同じく野犬が非常に多く保護されています。加えて、捨て犬も多く、行政や保護団体だけでは収容しきれないほど犬が収容されていて譲渡が追いつかず、殺処分を避けることができない現状があります。
ピースワンコは皆さまのご支援のおかげで、広島県の「殺処分ゼロ」を継続できていますが、全国の「殺処分ゼロ」実現のためには、他の地域で犬たちが命を落とし続けている現状を見過ごすことはできません。
徳島県の問題を解決するために、2025年3月24日(月)、ピースウィンズと徳島県は「動物愛護・福祉の推進等に関する協定」を締結しました。ピースワンコの「殺処分ゼロ」モデルの取り組みを徳島県にも広げていき、徳島県の殺処分対象の犬の保護・譲渡活動をサポートすることをとおして、動物愛護・福祉を推進してまいります。
広島県で実現したピースワンコの「殺処分ゼロ」モデルを全国に広げ、全国から「殺処分」がなくなる日まで、どんな困難にも決して諦めず、一歩一歩前進していきます。
1頭でも多くのワンコの命を救い、幸せにするために、ぜひこれからも私たちの活動を見守っていただけますと幸いです。