「RUN×HOPE 特別対談 増田明美さん×角田光代さん」が開催されました

2025.09.16 プラン・インターナショナル・ジャパン

2025年8月22日、プラン・インターナショナル・ジャパンは、東京マラソンチャリティでプランのアンバサダーを務める増田明美さんと、作家でプランの支援者でもある角田光代さんの対談イベントを開催しました。「RUN×HOPE」をテーマに、プランが支援する活動地で撮影した写真を見ながら和やかに語り合いました。

走ることで笑顔に
増田さんが「最初は警戒して無表情だった子どもたちが、遠くに見えるあの山まで走ろうと呼びかけて走ってみたら、満面の笑顔で追いかけてきたんです。走り終えた頃には自分や家族のこと、困っていることなど心を開いて話してくれました」と話すと、角田さんも写真を見比べて、「本当にその通り!」と深くうなずいていました。


ロヒンギャ難民キャンプで実感した「識字教育」の力

プランでは、東京マラソン2025チャリティを通じてお寄せいただいたご寄付の一部を、バングラデシュで実施している「ロヒンギャ難民の識字教育」プロジェクトに活用しています。昨年、今年とロヒンギャ難民キャンプを訪れた角田さんは、プランが運営する識字教室に参加する若者が「朝起きて勉強という“やること”があることがうれしい」と話すのを聞いて、「読み書きが未来への希望をもたらしている」と、難民キャンプにおける教育の重要性を訴えました。

なぜ支援を続けるのか。子どもたちの変化が原動力に
10年以上、プランを通じた支援を続けるお二人の原動力はどこにあるのでしょうか。

増田さん「訪れた場所の子どもたちが変化していく姿を知ることが原動力。将来兵士になるしかないと思っていた子が、教育を受けて政治家やジャーナリストになりたいという夢を持てるようになったのです」


角田さん「私が訪れて、将来の作家になりたいという女の子がいたことがすごく嬉しかった。希望の見えにくいキャンプの中でも、識字教育で学んだ子が将来を語るようになるのを直接見て、支援に関われる喜びを感じました」



走るエネルギーで世界をつなぐ
お二人にとっての「RUN×HOPE」とは?

角田さんは、「日本の私たちがただ楽しんで走れること自体、すごく幸せなこと。走ることが子どもの未来に希望を与えられるのは素晴らしい」と話すと、増田さんは、「人は前に進みたい気持ちがあるから走るんです。走ること自体が大きなエネルギー。それをチャリティ活動に向けることで、少しでも世界がつながるといい」と支援の持つ可能性を訴えました。

東京マラソンチャリティでは、寄付先団体に寄付することで、誰でもチャリティに参加することができます。子どもたちの笑顔のために、自分にできることを考えるきっかけになるのではないでしょうか。