紛争で故郷を追われた人の数が、日本の総人口に匹敵する1億2,320万人に達しました

2025.07.03 国連UNHCR協会

いつも国連の難民支援活動にお力添えをいただき有難うございます。
国連UNHCR協会です。

6月20日の「世界難民の日」にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が発表した年間統計報告書「グローバル・トレンズ・レポート」によると、2024年末時点で故郷を追われた人の数は1億2,320万人に達しました。そのうち約40%は18歳未満の子どもです。これは前年同時期の1億2,000万人から増加しており、この約10年間にわたり、難民をはじめ、その他避難を強いられた人の数が前年比で増え続けていることを示しています。その主な要因は、スーダン、ミャンマー、ウクライナなどにおける大規模な紛争や、紛争を止めることができていない現状にあります。



© UNHCR/Caitlin Kelly

UNHCRは第二次世界大戦後の1950年に、避難を余儀なくされたり、家を失った何百万人ものヨーロッパの人々救うために設立され、当初は3年で難民の救済活動を完了し、解散する予定でした。しかしUNHCRは設立から75年経った今日も、世界中の難民の保護や支援に取り組んでいます。

紛争、迫害のみならず、気候変動による干ばつや豪雨等の自然災害、食料難等、さまざまな人道危機によって、世界では約67人に1人が故郷を追われ、難民や国内避難民として生活しており、今ほど支援が必要とされる時代はありません。

誰一人取り残さない世界の実現のために、難民、国内避難民、無国籍の人々が取り残されることのないようUNHCRの「難民を守る。難民を支える。」支援活動に、ぜひお力添えください。

東京マラソン2026チャリティでも、国連UNHCR協会のチャリティランナーを募集しています。

皆様からのご支援は、紛争により故郷を追われた難民の子どもたちや若者の生きる力を育むためのスポーツ・教育支援に活用いたします。支援の具体的な成果として、難民の就学率の向上、スポーツのための設備を含む学習環境の改善、指導者の育成などを想定しています。

スポーツを通じた皆様の温かいご支援とご応募をお待ちしています。

UNHCR駐日事務所「数字で見る難民情勢(2024年)」
https://www.unhcr.org/jp/global-trends-2024

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