EDORIKUパラ陸上教室2025|第1・2回を開催しました!

2025.06.10 東京マラソン財団スポーツレガシー事業-1



2025年5月6日(火・祝)と5月24日(土)、江戸川区主催の『EDORIKUパラ陸上教室』がスピアーズえどりくフィールドにて開催されました。



この教室は、東京マラソン財団スポーツレガシー事業にご寄付いただいた皆さまのご支援により運営されており、障がいのある方が陸上競技の楽しさや達成感に出会える場として2016年より継続的に実施しています。


■教室の概要

2025年度は、年間6回の開催を予定しています。
講師は、2022年から本教室を担当している関東パラ陸上競技協会の花岡伸和さん(元車いすマラソン選手)。
さらに、東京都理学療法士協会の皆さんやえどがわパラスポアンバサダーの皆さんがサポートに入り、安全・安心な体制で実施しています。


■第1回目:5月6日(火・祝)開催レポート

あいにくの雨でも、熱気あふれるスタート!
当日はあいにくの天候となりましたが、初参加2名を含む4名が参加しました。

【座学:競技場を安全に使うために】
今回のテーマは、「競技場を安全に使うために」。
選手自身だけではなく、周囲で支えるサポートスタッフや関係者にとっても大切な”心構え”について学びました。
安全な競技環境をつくるために、全員が共通の意識を持つことの大切さが共有されました。



【実技:屋内でも全力チャレンジ!】
雨天のため屋外での車いすレーサー体験はできませんでしたが、室内では特訓用の専用器具を使い、本格的なトレーニングを実施。


特に印象的だったのは、「20秒ゆっくり→10秒全力」で車輪を回すチャレンジ!

参加者はそれぞれのペースで、”今の自分の力”を発揮することを目標に、真剣に取り組んでいました。


東京都理学療法士協会の皆さんやサポート講師の寒河江さんを中心に、参加者一人ひとりの身体に合わせた細やかな調整も行われ、初めての方でも安心して挑戦できる環境が整っています。

笑顔があふれる中、それぞれが「できること」に前向きにチャレンジする姿がとても印象的な1日となりました。



■第2回目:5月24日(土)開催レポート


今回も天候が心配されましたが、幸いにもギリギリ雨は降らず、無事に教室を開催することができました。

【実技①:車いすレーサーに乗ってみる】
まずはしっかりと準備運動を行い、いよいよ車いすレーサー体験へ。
初めて乗る参加者は少し緊張した様子でしたが、花岡先生、東京都理学療法士協会の皆さん、えどがわパラスポアンバサダーの皆さんの丁寧なサポートにより、安心して乗車することができました。
基本操作を学んだ後は、実際にトラックを走行。
経験者は自分のペースで何周も走り、初挑戦の参加者も、日常では味わえないスピード感を存分に楽しんでいました。



【実技②:100m計測チャレンジ】
続いては、トラックでの本格的な100m計測。
電子計測機器を使い、位置につくところからスタートまで、実際の陸上レースと同じレギュレーションで行われました。
全員が全力で走り抜け、競技としての100mを思いきり楽しむ姿が印象的でした。
1本目では物足りず、全員が2本目の計測にもチャレンジしました。


【実技③:メディシンボール投げ&10mシャトルラン(3分間走)】
最後は生活用車いすに乗り換え、メディシンボール投げと10mシャトルラン(3分間走)に挑戦。
このプログラムは毎回実施しており、自分の成長を感じられる人気のトレーニングです。
「もっと運動能力を高めたい」「普段の生活でも体を動かしたくなった」といった声も聞かれ、充実した時間となりました。



最後まで雨も降らず、みんな思いきりトラックを走ることができて、笑顔いっぱいの教室になりました。
「もっと速くなりたい!」「またやりたい!」という声もたくさん聞こえてきて、次回が今から楽しみです。


■今後の開催・過去の様子について

2025年度の『EDORIKUパラ陸上教室』は、今後も継続して開催します。
初めての方も大歓迎です!
興味のある方は、ぜひこちらから詳細をご覧ください。


◆東京マラソン財団の過去ブログはこちら