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一般財団法人東京マラソン財団スポーツレガシー事業

  • 2016-03-22

    ダイヤモンドアスリート向け「リーダーシッププログラム」全4回が終了!

平成28年1月9日(土)、10日(日)、2月14日(日)の3日間、日本陸上競技連盟主催にてダイヤモンドアスリートを対象に、為末大氏(スポーツレガシー事業運営委員)が監修する「リーダーシッププログラム」の第2回~4回が行われました。(場所:味の素ナショナルトレーニングセンター)

第2回・3回では、スポーツ界で活躍してきたトップアスリートである、伊藤華英さんと、岩本亜希子さんをゲストに迎え、彼らの人生を振り返り、色々な思い出や、変化のきっかけなど、「人生のストーリー」についてお話しを伺いました。

プロフィール

伊藤華英
1985年埼玉県出身。セントラルスポーツ所属。
東京成徳高校時代に東京都代表として国体に出場。2004年アテネ五輪出場をかけた日本選手権の競泳200メートル女子背泳ぎでは3位となり出場権を獲得できなかったが、2006年日本選手権では同種目で日本新記録を樹立して優勝。2008年日本選手権では100メートル女子背泳ぎで日本新記録をマークし、同年の北京五輪には100、200メートル女子背泳ぎで出場した。2012年ロンドン五輪では女子4×100メートルリレー、女子4×200メートルリレーに出場し、7位と8位。同年限りで現役引退。現在は順天堂大学博士後期課程スポーツ健康科学研究科精神保健学を専攻し、非常勤講師として一般水泳と体育会水泳を指導している。

岩本亜希子
1978年長野県出身。アイリスオーヤマ㈱所属。
長野県岡谷南高校時代にU19日本代表として初選出。早稲田大学在学中から日本代表に定着し、シドニー、アテネ、北京、ロンドン五輪の4大会に軽量級女子ダブルスカルで出場。2008年北京五輪では日本女子の過去最高位となる9位。その他世界選手権、ワールドカップ、アジア大会等数々の国際大会に出場し、10年以上にわたり日本女子ボート界を牽引してきたが2013年に引退。引退後は所属会社の人事部で新卒採用・教育の業務に携わってきた。現在は育児休暇中。

参加したダイヤモンドアスリート
山下潤(短距離)、犬塚渉(短距離)、北川貴理(短距離)、岩本武(短距離)、
江島雅紀(棒高跳)、佐久間滉大(走幅跳)、橋岡優輝(走幅跳)、平松祐司(走高跳)、
池川博史(やり投/砲丸投)、藤森菜那(100mハードル)、北口榛花(やり投)

 

挫折や、それを乗り越えて気付いたこと等、具体的な体験談を踏まえた2人のお話に、選手達も熱心に耳を傾けていました。
その後、選手もそれぞれ、自分のこれまでを振り返り、各グループ内で発表を行いました。


                               写真:日本陸上競技連盟/フォート・キシモト

第2回・3回を終えた為末氏は、選手に向け「今後、皆さんにとっての座右の銘が出てくると思いますが、価値観は変わります。僕が現役のときは、『質実剛健』が座右の銘でした。そのうち、怪我するようになって『臨機応変』になり、最後は『楽しむ』に変わってきました。皆さんの価値観も変わっていくはずなので、今日決めたことは本音だけど、3年後の本音とは限りません。今日決めたことに縛られずに競技人生を頑張ってほしいです。」とメッセージを贈りました。



2月14日(日)に行われた第4回(最終回)リーダーシッププログラムでは、総括として、選手一人一人が自身の“想い”をスピーチにまとめました。

選手たちはまずは為末氏とのディスカッション後、2~3名のグループに分かれ、スピーチ本番へ向け準備と練習を1時間程度行いました。

そして本番では、寄付者へのメッセージ・競技に対する思い・今後目標などを1人2分程度スピーチしました。講師・関係者が見守り、カメラを前にした緊張感漂う雰囲気の中、選手たち自身の言葉で表現しました。
※スピーチの様子は後日アップします。

参加したダイヤモンドアスリート
岩本武(短距離)、江島雅紀(棒高跳)、橋岡優輝(走幅跳)、池川博史(やり投/砲丸投)、
藤森菜那(100mハードル)、北口榛花(やり投)、高松智美ムセンビ(長距離)

スピーチを終えた選手の感想(抜粋)
・池川博史選手(やり投/砲丸投)
 言葉ってすごいと思った。4回を通して成長できた。
・高松智美ムセンビ選手(長距離)
 自分の過去とこれからについてよく考えられるきっかけになった。
・北口榛花選手(やり投)
 大会より緊張した。(スピーチを通じて)やりたいことが決まっている自分に気づいた。
・藤森菜那選手(100mハードル)
 前より人前でしゃべれるようになった。

 



終了後、プログラムの総括として為末氏は「 こちらも初めての取り組みで戸惑うこともあったが、最後は選手たちが自分たちの力で素晴らしいスピーチをしてくれたので嬉しく思っている。できればこのスピーチがただのスピーチとして残るのではなく、選手たちが自分は将来こうなりたいという羅針盤というか、目標を宣言したようなものになって、2020年やその先に彼らの人生が開けていってくれればと思う。そしてその存在が、日本社会にとって、スポーツというレガシーを残していくきっかけになってくれたらと思う。」と述べました。




また山崎副強化委員長より「 選手は引退してからのセカンドキャリアを考えるべきと今は盛んに言われているが、実はセカンドキャリアは選手時代から始まっているので、それに早く気づいて欲しい。競技の上でもリーダーシップを発揮し、優位性をもって進めていく方が勝つパターンができたり、楽だったりするので、それにも早く気づいて頑張って欲しい。」とコメントがありました。


 


                               写真:日本陸上競技連盟/フォート・キシモト

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